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气候变化

地球規模の気候変動

気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC、07)によると、地球の温暖化は明白なものとなっている。観測データからは、地球の気温が上昇し、氷河は溶け、海水面が上昇した事が確認されている。また、この100年(1906-2005)間で、地球の平均温度は0.74℃上昇し、1850年以降に最高気温を記録した12回のうち11回が最近12年(1995~2006年)の事であったと報告されている。現在のような人類の活動がこのまま継続し、化石燃料に依存した状態が続くと、21世紀末(2090~2099年)には地球の平均気温は最大6.4℃ 上昇し、海水面が59cm上昇するものと見られている。

韓半島(朝鮮半島)の気候変動

気温と降水量の変化傾向
1912~2008年まで、6か所の観測地点(ソウル、仁川、江陵、大邱、木浦、釜山)を調査した結果、韓国の年間平均気温は増加傾向が続いており、気温が約1.7 ℃上昇(温暖化+都市化の影響30%を反映)し、降水日数は減少する一方、降水量は増加しており、集中豪雨が増加しつつつある傾向が見られる。(出典: 国立気象研究所、2009、気候変化の理解III)
極寒気候及び季節の変化
1961-2005年までのデータから、最低気温が零下となった年間平均日数は1990年代後半以降、著しく減少し、10年間で3.3日の減少となった。
また、1日80mm 以上の豪雨となった日数が増加した一方、豪雪現象は1980年代後半以降、著しく減少している。
気候変動の影響は季節の長さにも及んでおり、春と夏は長くなり、冬が短くなっている。
(出典: 国立気象研究所、2009、気候変化の理解II、気候変化の理解III )
韓半島における気候変動の影響
地球温暖化に起因する韓半島の気候変動の影響としては自然災害の増加が挙げられるが、豪雨による洪水及び山崩れの増加、強い台風による物的被害の拡大、干ばつと猛暑の増加、寒波の減少、冬季における暖房エネルギー使用の現象、夏季における冷房エネルギー使用の増加等が際立っている。農業や山林生態系の変化としては、マツ材線虫等の病虫害増加や動植物の生息地変動が発生し、りんごの主な産地が、大邱から北側の堤川に移動したり、亜熱帯の蝶種が軍事境界線に近い韓国北部の雪岳山や白翎島等で発見されたりしている。海洋生態系及び水産業においても気候変動の影響を受け、この10年間で海水温度が0.2℃、海水面も10~20mm上昇し、亜熱帯のクラゲが韓国の沿近海で発見される等、海洋生物の生息地が変動している現象が報告されている。これらの気候変動の影響により、国民の健康、保健面でも猛暑や伝染病による死亡率が増加する可能性が大きい事が報告されている。