気候 | 主な業務


Home > 主な業務 > 気候 > 気候資料

気候資料

気候歴史資料の復元

気象庁は、1904年の近代気象観測開始以降、600万枚を超える紙形態の気象観測資料を保有しており、これらの資料の棄損と流失を防ぐべく、気候歴史資料の保存体系現代化作業を進めている。保存体系の現代化としては、紙形態の資料をスキャンし、イメージファイルに変換する作業、イメージファイルに変換された気象観測の記録(気温、降水量、風向、風速等の時間観測値)を電算入力し、データベース化する作業、数字以外の形態で観測された資料をデジタル数値化する作業等が挙げられる。

気候歴史資料は、100年を超える期間に渡り韓国の気候を語る重要な資料として永久保存記録物に指定されており、イメージファイルと数値資料は気象庁ホームページや請願により提供されている。

世界気候資料データベース構築

世界気象通回線(GTS)を通じて収集される世界の気候データを、データベース構築過程を経て活用していく事業を、2005年から段階的に推進している。現在、気象庁ホームページでは世界の気候データをグラフィックで提供しており、世界の気候変動監視機能強化、国家政策への反映、産業及び国民へのサービス支援等に提供範囲を拡大する予定である。

気候資料の品質管理

全国82か所の気象官署と600以上の自動気象装備が測定した地上、高層、海洋観測資料の品質維持を目指し、資料の品質管理を行っている。現場での観測値をリアルタイムで検査し、正常、疑問、エラー等の品質情報から装備や資料の異常を判断し、品質の維持に努めている。収集された気象観測資料は、気候資料データベースに保存され、日々の品質検査と統計分析過程を経て質の高い気象資料作成に活用されている。